百舌鳥古墳群ビジターセンターが開設

仁徳天皇陵の拝所近くに百舌鳥古墳群ビジターセンターが開設された。 巨大スクリーンに映される約10分間の8Kプロジェクター映像は一見の価値あり。 しかし、他はこれと言って見るべきものなし。  世界最大の仁徳天皇陵の間近にあるにもかかわらず、仁徳天皇の事蹟はほとんど紹介されていない。民のかまどの話が申し訳程度にあるだけ。履中天皇や反正天皇の事蹟は皆無。天皇の系譜も無し。皇室との繋がりを示す記述もない。世界遺産ファンが世界からこの施設に来て何故世界最大の陵墓が日本にあるのか?埋葬されているのは誰なのか?どのような事蹟があったのか?古代の天皇と皇室の関係は?と外国人なら当然の疑問を投げかけても何一つ答えは得られない。世界から来る人は何を知りたいのかを考えるべき。古墳の説明に終始しては、興味を持って古墳群を周遊するとは思えない。  同じく近隣にある堺市博物館もリニューアルされた。以前は古代史は古事記、日本書紀を引用し東アジアの中の日本の歴史が紹介されていたが、その部分が全て削除され、古墳からの出土品の紹介がほとんどを占める展示になった。歴史博物館が考古学博物館へと様変わりした。  私は古墳群を世界遺産に登録するにあたり、古事記、日本書紀に立脚した雄大な日本の古代史を世界に発信すべきだと言ってきたが、全く反映されず残念だ。 是非足を運んで頂き大所高所からご意見をお聞かせ頂きたいと思います。