緊急特集 朝鮮問題学校 第一弾

<資料1> 産経新聞 Sankei Web記事(09/13 22:35)
堺市議の発言、民族教育否定と公開質問へ 堺朝鮮初級学校  
大阪府堺市議会文教委員会で、水ノ上成彰市議が発言した内容は朝鮮初級学校の民族教育を否定するとして、堺朝鮮初級学校(休校中)関係者は13日、発言撤回と謝罪を求め公開質問状を同市議に送ることを決めた。
堺市によると、水ノ上市議は6月、同校に対する市の補助金について質問。「朝鮮初級学校の教育は北朝鮮の民族教育。公益上の必要性から補助金を出すことに疑問がある」などと述べた。
水ノ上市議は「休校なのに(補助金の)予算を計上するのはおかしいと思い質問した。民族教育を否定するつもりはない」と釈明している。
堺朝鮮初級学校は児童数が減少。本年度から休校し、堺市は本年度分の補助金支給をどうするか検討している。

<資料2>平成16年6月15日堺市議会文教委員会質問(抜粋)
◆水ノ上 委員
    続きまして総務課にお伺いをいたします。
 総務課所管の堺朝鮮初級学校運営補助金は、外部監査の結果はB評価でしたが、他の補助金とは異なった事情があるため、特に質問をいたします。まず、この補助金の交付の根拠及び目的をお聞かせください。

◎石田 教育委員会総務課長
  堺朝鮮初級学校運営補助金でございますが、堺市朝鮮初級学校運営補助金交付要綱に基づきまして、堺市域にございます堺朝鮮初級学校における教育の振興を図ることをその目的として、予算の範囲内で補助金を交付しておるものでございます。以上でございます。

◆水ノ上 委員
  この補助金の交付開始時期と、その後の額の推移、これまでの補助金の累計総額をお聞かせください。

◎石田 教育委員会総務課長
  この補助金の交付を始めましたのは昭和59年度からでございまして、補助対象を学校図書及び備品購入に関する経費としまして要綱を制定いたしまして、年間18万円の補助金を交付することになりました。
その後、堺朝鮮初級学校の備品整備や当校の教育の振興を図るために補助金の増額を行いました。昭和61年度には50万円に、昭和62年度には100万円、平成3年度には120万円、平成5年度には140万円、そして平成7年度から280万円となっております。また、昭和59年度から平成15年度までの補助累計総額は3,526万円となっております。以上でございます。

◆水ノ上 委員
  非常に多額の金額が補助されてきたことがわかります。それでは、この補助金は学校におけるどのような経費を対象に出されたものかについてお聞かせください。

◎石田 教育委員会総務課長
  補助対象経費でございますが、学校図書、備品、消耗品及び教材の購入費、それから教材の印刷費、光熱水費、通信費となっております。以上でございます。

◆水ノ上 委員
  すべて学校運営にかかわる経費ということを確認させていただきます。続きまして堺朝鮮初級学校は法的には市立や私立の小・中学校とは異なる位置づけになるのですか、お聞かせください。

◎石田 教育委員会総務課長
  学校の位置づけでございますが、市立や私立の小・中学校は学校教育法第1条に規定されるものでございますが、朝鮮初級学校は、学校教育に類する教育を行うものとして、学校教育法第83条に規定される各種学校となります。以上でございます。

◆水ノ上 委員
  それでは、各種学校に位置づけられる堺朝鮮初級学校に対して補助金を交付している理由をお聞かせください。

◎石田 教育委員会総務課長
  補助金を交付している理由でございますが、堺朝鮮初級学校におきましては、堺市在住の義務教育年齢の児童が通学し、学校教育法第1条に類する教育を実施していることから、補助金を交付しているものでございます。以上でございます。

◆水ノ上 委員  朝鮮初級学校では、どのような教育がなされているのでしょうか。朝鮮初級学校も学校法人であり、その目的は教育基本法及び学校教育法に従い学校教育をするとなっております。しかし、実質上、朝鮮初級学校で行われている教育は、北朝鮮の公民化教育であり、民族教育であることは衆目の一致するところであり、このことから、義務教育年齢の児童が通学するとはいえ、補助金交付の基本的要件である公益上の必要性から補助金を出すことは疑問があります。また、堺朝鮮初級学校は、平成16年度から休校になったと聞いておりますが、本年度、この補助金の予算はどのようになっているのでしょうか、お答えください。

◎石田 教育委員会総務課長
  本年度予算につきましては、委員お示しのように、堺朝鮮初級学校は4月から休校となっておりますが、平成16年度予算編成時におきましては、休校が確定していなかったために、224万円の予算措置をいたしております。以上でございます。

◆水ノ上 委員
  先ほど確認いたしましたが、この補助金は、すべて学校運営にかかわる経費ということでした。それでは、この休校に伴って、今後、この補助金はどのように取り扱うおつもりでしょうか、お答えください。

◎石田 教育委員会総務課長
  今後の補助金についてでございますが、堺朝鮮初級学校が休校である以上、現行の要綱で補助金を交付することはできませんが、休校に伴いまして、堺朝鮮初級学校に通っていた子どもたちは、現在、大阪市住之江区にございます西大阪朝鮮初級学校に通学しているとのことでございます。これまで堺市在住の在籍児童の教育環境の向上を図ってきた観点から、堺市在住で朝鮮初級学校に通う子どもたちに対する補助につきましては検討する必要があるものと考えております。以上でございます。

◆水ノ上 委員  現在の補助金交付要綱では、学校が休校となっている以上、補助金が交付できないのは当然のことだと思います。  現在、堺在住の児童で、大阪市の朝鮮初級学校に通っている児童は、たしか14名と聞き及んでおります。以前は全国で4万人の児童が朝鮮初級学校に通っておりましたが、少子化と2002年の9月、北朝鮮の金正日が日本人の拉致を認め謝罪してから大幅に児童数が減り、現在では全国で1万2,000人程度と聞きます。日本の小学校に通ってくれれば、何も問題はないんですが、このような状況も勘案し、補助金の交付については、廃止も含め、慎重に対処していただきたいと思います。  
以上で総務課に対する質問は終わります。

◆山口 委員
  動議を提出します。

○太田 委員長
  動議の趣旨についてお聞かせください。

◆山口 委員
  ただいまの水ノ上委員の発言の中で、朝鮮学校の教育内容の問題につきまして、金正日氏を正当化する公民化教育という決めつけられた発言をもとに、この補助金に対する内容を検討されたいという意見につきましては、民族差別の観点から、同じ堺に生きる朝鮮初級学校に通う子どもたちの人権上、由々しき重大なる発言だとして修正動議を提出いたします。

○太田 委員長
  この際、本動議の取り扱いについて協議するため、暫時休憩いたします。

〇午前11時43分休憩
〇午前11時56分再開 

○太田 委員長
  休憩前に引き続き会議を開きます。  この際、午後1時まで休憩いたします。
〇午前11時57分休憩
〇午後1時再開

○太田 委員長
  休憩前に引き続き会議を開きます。  質疑を継続いたします。

◆水ノ上 委員
  先ほど私の発言に対して山口委員より発言の訂正の動議がありました。この件について私の意見を申し上げます。  先ほど私の発言の中で、朝鮮初級学校で行われている民族教育の内容については、衆目の一致するという言葉を使用いたしましたが、このことに関しては、さまざまな意見があることは理解しておりますので、この部分を修正削除いたします。なお、私は民族教育を否定するつもりはありませんし、もちろん民族差別をするつもりは到底ございません。子どもの学習の機会を保障するという意味からも、補助金の交付のあり方について発言したところであります。この点をご理解いただきたいと、このように思います。

<資料3> 大阪府内各自治体 民族学校等補助金支給一覧表