◆水ノ上 委員 どうもご説明ありがとうございました。まず、百舌鳥古墳群の世界遺産登録について二、三お伺いしたいと思います。たくさん質問したいことはあるんですが、本日はすり合わせ等しておりませんので、まず二、三お願いしたいと思います。 ◎
小山 歴史文化都市推進室次長 今ご質問のまず最初にですね、世界遺産登録をされれば、どのような保護がされるのかというふうな部分も含めたメリットと
いうことのご質問でございますけども、まず、これは世界的な面で保護を連携して図っていただけると、こういうふうなことでございますけれども、先ほどご説
明させていただいたとおり、確かに、百舌鳥古墳群、古市古墳群の中には、既に国内において保存がされておるという経緯がございますけれども、例えば、外国
の例で申し上げますと、戦争等の場合においても世界遺産の方に空爆が避けられたとか、こういった事例もございますし、アフガニスタン等において戦乱の中で
破損したと、こういうふうな例がございまして、幸い日本においては平和な状況の中でこういった危機というのはございませんけれども、将来的にわたって今申
し上げたように、保護を世界的な見地から連携して図っていけるというメリットがございます。 ◎ 石田 文化部副理事兼文化財課長 百舌鳥古墳群の調査についてでございますが、基本的には世界遺産の中で、真実性、完全性の証明という項目がございまし て、現在は主に墳丘の範囲確認調査、これはそれぞれの古墳がどこまで及んでいるかということについての確認調査を基本的に実施しております。それから、そ れを確認した後は、今後、古墳をどのように整備していくのかというために墳丘の傷みぐあいとか、そういうものの調査を、実際、発掘調査によって新たにし、 墳丘の整備に資料としていく予定でございます。 ◎
小山 歴史文化都市推進室次長 名称の件でございますけれども、委員からご指摘のとおり、この古墳の方にはいろいろな呼び方がございます。先ほど、ご説
明の中で申し上げましたとおり、私ども、世界遺産の推進にあたりましては地域住民の皆様方のご協力、ご支援をいただいてということでご説明をさせていただ
きましたが、その前段で申し上げたとおり、やはり、地域でまた地元で親しまれている名前ということが、そういう意味で大変必要かというふうに考えておりま
す。したがって、仁徳陵古墳、応神陵古墳と、こういったことで世界遺産においては表現を統一させていただいていると、使わせていただいているという経緯で
ございます。 ○服部 委員長 ありがとうございました。もう少し簡潔に答弁いただきますようお願いします。水ノ上委員、まだ続きございますか。 ◆水ノ上 委員 ありがとうございました。陵墓は80何基か、90基近くあるんですが、宮内庁の管理で皇室も祭祀をしているということで、保存状況は良好だと。実 際、堺市では中に入って調査することはできないわけですから、どういった範囲の調査、または保存をしていくのかということを、また今後、いろいろお聞かせ いただきたいと思います。それと、ネーミング、名前についてですが、宮内庁では仁徳天皇陵というふうになっていますね、どうですか。いかがですか。応神天 皇陵というふうになっていると思うんですが、いかがですか。 ◎石田 文化部副理事兼文化財課長 そのような名前になっております。 ◆水ノ上
委員 宮内庁では仁徳天皇陵、応神天皇陵という名前で保存・管理がされているわけですね。9ページを見ますと、陵墓については、宮内庁による保存・管理
を尊重しとあります。宮内庁による保存は仁徳天皇陵、応神天皇陵という名前で保存・管理しているわけです。そこで、堺市の皆さんは、今、お答えいただきま
したが、宮内庁とは違う仁徳陵古墳という名前で保存・管理をしようとされている。これは、保存・管理を宮内庁の保存・管理を尊重していると言えるのか。そ
こをまたご議論をいただきたいと思います。私はこういうふうに尊重するんであれば、宮内庁の名称に統一して進めるべきではないかなと思うんですが、またこ
れについては、また次の議会もございますし、議論していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。以上です。 |
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