◆47番(水ノ上成彰君) (登壇)日本保守党の水ノ上成彰です。ただいま議題となりました議員提出議案第8号パレスチナ自治区ガザ地区における人道目的の停戦等の実現に関する決議に対して意見を申し上げます。 本決議の冒頭、イスラエルとパレスチナのイスラム組織ハマスの軍事衝突により、パレスチナ自治区ガザ地区において多くの民間人の尊い命が奪われ、著しい人道危機が続いているとあります。 この文章では、突然イスラエルとハマス双方が衝突を始め、ガザ地区においてのみ民間人の犠牲者が出ているような印象を与えますが、事実は異なります。 まずハマスは、アメリカ、イギリス、EU、日本政府、その他多くの国々がテロ組織として指定しています。ハマスはガザ地区を武力で実効支配しているイスラム過激派テロ組織であり、パレスチナ人の正当な代表とは認められません。 イスラエルとハマスの間に軍事衝突が起こった経緯は、2023年10月7日、イスラム過激派テロ組織ハマスがイスラエルの民間人を標的にした無差別大規模テロ攻撃を開始したことから始まりました。 6,000発ものロケット弾が民間の居住地に向かって発射され、また1,000人にも及ぶハマスのテロリストによる越境攻撃により、1,200人以上のイスラエルの民間人が虐殺されました。その中には音楽フェスでの虐殺事件もあり、若い女性を中心に250以上の遺体も発見されています。 その虐殺方法は筆舌に尽くし難いもので、史上まれに見る残虐な殺りくでした。イスラエル建国史上最大の民間人虐殺だったと言われています。また、200人以上の民間人が拉致され、人質とされました。 このテロ行為に対して、日本を除くG7諸国は直ちにテロと非難し、イスラエルの自衛権行使を支持すると表明しました。ちなみに日本がテロとしたのは5日後です。相変わらず初動が遅い日本政府です。 このようなテロ組織ハマスの攻撃を受けて、イスラエルは、ガザ地区を支配し潜伏しているハマスを掃討するために軍事作戦を起こしましたが、イスラエルの軍事作戦の標的はパレスチナ人ではなくテロ組織ハマスです。テロとカウンターテロは国際法的にも道義的にも全くの別物です。民間人を襲撃して人質を取っているのはハマスだけであり、イスラエル軍はパレスチナの民間人を襲撃したり人質に取って拉致したりしておりません。 イスラエルはパレスチナ民間人をできるだけ巻き込まないように様々な配慮をしていますが、それにもかかわらず、ガザ地区では3万人を超す大量の民間人死者が出ています。それはハマスが民間人を人間の盾に取り、学校やモスク、病院や住宅地の中や地下に司令部等の軍事施設を構えているからで、イスラエルがハマスの軍事施設を攻撃すれば、当然民間人が巻き込まれて多数の死者が出ます。 病院を軍事拠点として利用するのは国際法違反です。ガザ地区のパレスチナ人はハマスによって支配され、搾取され、じゅうりんされ、人間の盾として利用されている被害者だと言えます。これがパレスチナ自治区ガザ地区で行われていることです。 ハマスの高官は、我々はイスラエルせん滅まで何度でも10月7日を繰り返すと言っていると伝わっています。つまり、イスラエルの民間人を標的にした無差別テロをやり続けると宣言しているのです。
ハマスはイスラエルせん滅、つまり地上からイスラエルという国を一掃することをめざすテロ組織であり、イスラエルとの共存共栄を望んでいるわけではありません。イスラエルという主権国家とハマスというテロ組織との戦いであり、両者を同列に扱うわけにはいきません。テロ組織ハマスが人道目的の停戦をするわけでもなく、国際法を遵守するわけでもありません。 提案されている決議では、あたかも主権国家イスラエルとテロ組織ハマスが対等な立場であるかのように扱っていますが、ハマスのテロ攻撃がなければ、このような事態が起こっていなかったのは明らかです。イスラエルのガザ攻撃を回避する手段はあると思います。ハマスがイスラエルの人質を解放し、武装解除すれば、イスラエルがガザ地区、特に現在はラファ攻撃を準備していると伝わりますが、その攻撃をする必要などなくなります。 決議は文言上、疑問が残るところはありますが、イスラエル人の人質を解放し、ガザ地区の紛争を解決することを願う気持ちは同じであると思います。るる申し上げましたが、以上の意見を申し上げた上で決議に賛成することを表明して討論といたします。 |
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