◆水ノ上成彰 議員 皆さんお疲れさまです。日本保守党の水ノ上成彰です。委員外議員といたしまして陳情第17号行政にかかる諸問題についてのうち、第43項について質問いたします。 まず、中学校教科書採択に向けた教科書展示会の状況についてお聞かせください。 ◎岩井 教育課程課長 お答えいたします。教科書展示会は教育関係者の教科書研究の便宜を図り、一般公開を通じて多くの方々に教科用図書に触れていただくための取組でございます。 今年度につきましては5月20日から24日まで、鳳中学校及び原山台中学校で実施いたしまして、この6月18日から7月12日までは堺市教育文化センター、中図書館、中央図書館で実施いたします。 見本本の冊数に上限がある中で、展示方法を工夫することで、昨年度より1会場を増やしたものでございます。以上でございます。 ◆水ノ上成彰 議員 陳情者は、教科書展示会場は各区役所など身近な場所にということですが、私も同感です。特に本庁内には設けていただいて、たくさんの方に御覧いただくことが必要だと思いますけれども、御見解はいかがでしょうか。 ◎岩井 教育課程課長 教科書展示会、今年度につきましては1会場を増やしたものでございますが、今後さらに多くの方々に対しまして、教科用図書に触れていただけるように検討してまいりたいと考えております。以上でございます。 ◆水ノ上成彰 議員 今後ではなくね、せめて本庁内に今回展示場を設置すべきと要望しておきます。 私は、特に歴史教科書が我が国の歴史に対する愛情を育む意味で重要と考えています。教科書展示期間に展示会場にお伺いして、各社の比較をして意見を提出したいと思っています。私が堺の子どもたちに届けたい歴史教科書の基準は幾つかありますが、今日は時間が僅か5分しかありませんので、以下4項目について教育委員会の見解を聞きたいと思います。 まず、日本の建国と神話について。 大綱質疑でお伺いいたしましたが、教育長はお答えにならなかった。また、教育監はイザナギとイザナミの国生み神話を日本の建国と勘違いして答弁されました。 堺市の教育長、教育監にして、日本の建国に関してはこのような状況でした。世界中の国では、自国の建国や神話を教えるのは当たり前です。この当たり前の我が国の建国と神話を詳述する教科書が望ましいと思いますが、教育委員会の御見解をお伺いしたいと思います。 ◎岩井 教育課程課長 教科用図書の採択につきましては、採択基本方針に基づきまして選定委員会意見書や教科書展示会における市民等の御意見も参考に、教育委員会において協議され、学習指導要領の趣旨に即して、このたび歴史的分野につきましては、その分野の目標を達成し、堺の子どもたちの実態に応じた最も適切な教科用図書が採択されるものと認識してございます。 なお、委員お示しの日本の建国と神話に関しましては、中学校学習指導要領歴史的分野におきまして、日本列島における国家形成についての指導内容といたしまして、狩猟採集を行っていた人々の生活が農耕の広まりとともに変化していったことに気づかせるようにすること、また考古学などの成果を活用するとともに、古事記、日本書紀、風土記などにまとめられた神話伝承などの学習を通して、当時の人々の信仰や物の見方などに気づかせるように留意することなどが示されてございます。以上でございます。 ◆水ノ上成彰 議員 御答弁いただきました。まず私ね、本会議で日本の建国について、神武天皇の即位紀元前666年と言いましたが、正しくは紀元前660年でした。時間がなかったので慌てて間違えました。訂正しておきます。 現行の帝国書院については、建国については全く書かれておりません。また、神話についても、他の教科書と比べて本当に少ないスペースです。私から見ると落第点だというふうに今の帝国書院のほうは思っております。 ◆山口典子 委員 委員長、動議。 ○上村太一 委員長 山口委員、動議の内容をお聞かせください。 ◆山口典子 委員 陳情に関する質問で、陳情者のほうは、そんな教科書採択の内容なんかについては陳情されておりませんので、水ノ上議員の意見は陳情に対する意見・質疑としては逸脱していると考えますので、議事進行をお願いいたします。 ○上村太一 委員長 山口委員から動議が提出されました。 この際、本件の取扱いについて協議するため、暫時休憩いたします。 〇午後5時18分休憩 〇午後5時25分再開 ○上村太一 委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。 山口委員から、陳情内容から逸脱しているという意見がございました。 陳情の意見のほうは、各区役所において閲覧できるようにということでしたので、その範囲内での御意見のほうをよろしくお願いします。それでは、水ノ上委員よろしくお願いします。 ◆水ノ上成彰 議員 各区役所でやってほしいということですけれども、展示会ではですね、市民、またいろんな方からですね、その教科書に対して意見を述べる機会が与えられております。私はここで述べたかったのは、その意見について、私も1人の市民ですので、議員という立場を超えて、いろんな立場からその教科書について論評をしたいということで、この機会に、委員長からそういう意見がありましたので、以後のことはですね、ちょっと置いときまして、この教科書採択につきましてはね、この8月の中旬に決まると。次の議会というのは、8月の末からですので、それまでにもう議論する機会がない。私は、文教委員会にどうしても今回は入りたいと言ってたんですけれども、その思いがかなえられなかった。なぜか。この教科書採択は日本のために、またこの堺のためにも非常に重要だから、そう思って今年はこの教科書採択のために文教委員会に入りたかったけど、それはかなわなかった。 そこで、僅かな5分ですけれども、この時間を使ってですね、その思いを、もう教育長にぶつけて、何とか堺の子どもたちに、日本に生まれてよかった。日本に誇りを思う、そういう教科書を採択いただきたい、そういう思いでですね、今日この場所に立ったわけであります。 次の8月議会では、もう既にこの歴史教科書も含めて全ての教科書が採択されておりますが、その採択された教科書について、展示場でも意見を申し上げますし、またその場でも意見を申し上げて、堺の子どもたちにふさわしいかどうかを議論していきたいというふうに思います。教育長、堺の子どもたちのため、何とぞよろしくお願いいたします。以上で私の質問を終わります。 |
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