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◆水ノ上成彰 委員 お疲れさまです。日本保守党の水ノ上成彰です。今日は3点、総括質疑でお伺いをいたします。 まず、1点は、阪堺電気軌道への支援と効果です。 これにつきましては、毎年この決算で、分科会か総括質疑は別にしてお伺いをしております。平成22年から阪堺電気軌道への支援が始まって、令和6年で14年。ちょっと見にくいですけれども、堺市でこの14年間で支援した額は約45億5,000万。そして、国からの支援は約10億、合計55億5,000万円、阪堺電気軌道へは支援をしているということです。これに対して、効果、そして検証していくという趣旨で質問を進めたいというふうに思います。 まず最初に、阪堺線に関連する各事業の令和6年度の決算額とその内容をお示しください。 ◎児島 交通政策課長 阪堺線に関する令和6年度の決算額は、路面電車活性化事業として2,383万2,000円、公共交通利用促進事業として7,595万8,177円、堺市地域公共交通活性化協議会負担金の一部として604万7,800円、総額で1億583万7,977円となっております。 路面電車活性化事業の内訳は、鉄道軌道安全輸送設備等整備事業費補助金として2,069万6,000円、路面電車施設高度化事業費補助金として313万6,000円を支出しています。 公共交通利用促進事業については、おでかけ応援事業等負担金として、また、堺市地域公共交通活性化協議会負担金については、阪堺電車利用状況調査業務として支出したものです。以上です。 ◆水ノ上成彰 委員 今、御答弁いただきました内容については一覧表にしております。令和4年度が9,700万円余り、令和5年度が1億900万円余り、そして、令和6年度は、今御説明がございました1億583万円。ほかの公共交通路線維持支援事業などを含めると、総額で1億2,200万円になると。約毎年1億円前後の額が阪堺電気軌道に対して堺市から支援をされているということでございます。 そこで、こういう支援の結果、阪堺線の利用者数はどのような状況なのか。コロナウイルス感染症の影響により利用者はがくっと減りましたが、その後、回復していますでしょうか、お答えください。 ◎児島 交通政策課長 令和6年度の阪堺全線の1日平均利用者数は2万203人であり、令和5年度の1万9,599人と比べると約3.1%増と利用者数は増加傾向にあるものの、新型コロナウイルス感染症の影響を受ける前の平成30年度の1日平均利用者数2万2,465人と比べると約10%減となっています。以上です。 ◆水ノ上成彰 委員 御答弁いただきました内容をグラフにしております。コロナ前1日2万2,000人余りが1日に利用しておりましたけれども、コロナで1万6,500人まで減って、回復したとはいえ、2万人余りということで、2,000人ほど減っている。1日当たりですけれども、総数でいくと、多いときで820万人が利用しておりましたけれども、今は730万人余りと90万人ほど年間の利用者数が減ってるということになります。なかなか利用者が増えない状況が続いているということですね。 そこで、阪堺電気軌道株式会社の軌道事業の収支についてお答えいただきたいと思います。どのような状況かお答えください。 ◎児島 交通政策課長 阪堺電気軌道株式会社の令和6年度の軌道事業の収支については、全路線で、営業収益が約13億986万円、営業費用が約14億6,310万円です。営業損益は約1億5,324万円の赤字で、本市からの補助金や負担金の約9,979万円を含めた営業損益は約5,345万円の赤字となっております。令和6年度は、令和5年度に比べて、営業収益が約3,983万円、営業費用が約1,388万円それぞれ増加し、営業損失は約2,248万円減少しています。以上です。 ◆水ノ上成彰 委員 今の御答弁を15年間にわたってグラフにしたのがこのグラフです。赤の折れ線グラフは営業費用のほうです。収入のほうが青の線、下回っている、ずっと下回っているということは、これだけ赤字ということです。その赤字の額は下の緑の棒グラフにしております。 このような状況で、確かに今年はこの15年間を見ますと、1億5,300万と営業赤字は一番低いとはいえ、それでも1億5,300万の営業赤字は出ていると。この15年間の累積赤字は実に40億円になろうとしております。ですから、国と堺市が55億ほど支援をしておるわけですけれども、これがなかったら、到底、阪堺電気軌道としては成り立たないという状況が見て分かります。 そこで、このような状況の中、阪堺線の活性化に向けた今後の展望についてお答えください。 ◎児島 交通政策課長 阪堺線の活性化に向けては、阪堺線を取り巻く背景や現状を踏まえ、利用者の視点に立ち、これまでの取組に加えて、利便性及び安全性の向上や利用者の拡大の観点から検討を進め、阪堺線の活用による面的な移動環境の形成を図ることが重要であると考えております。 具体的には、利便性の向上に向けて、速達性の向上や路線バスやシェアサイクルなどの他の交通モード間の連携方策の検討、停留所環境の向上を図ります。また、安全性の向上に向けて、バリアフリーの推進、施設・車両の更新、さらに、利用者の拡大に向けて、停留所や車内におけるバスへの乗り継ぎ案内等の情報発信等に関する検討や取組を実施します。こうした検討や取組について、阪堺電気軌道株式会社をはじめとする交通事業者等と連携して進めます。以上です。 ◆水ノ上成彰 委員 御答弁いただきました。利便性や安全性の向上というのはもちろん進めていただくと。ただ、それを進めたからといって利用者が増えるわけではありません。SMIも自動運転をしますけれども、考えておられますが、これをしたからといって飛躍的に利用者が増えるとは思えない。通勤・通学利用は頭打ちでございまして、今以上増える要因はありません。この阪堺線が利用者が増える要因というのは、観光客に乗っていただく、これが一番です。そのための観光資源を利用したアピール、そういうことを進めていかなければならない。 ですから、これは分科会でも話をしましたけれども、その中心となるのは利晶の杜だというふうに思います。中心になるのはね。利晶の杜から観光客の人がいろんなところに行ってもらう。利晶の杜というのは、利休と晶子中心ですけれども、それ以外にも、例えば、三好長慶や河口慧海などをもっと取り上げて、そこから阪堺線に乗っていろんなところに行っていただく。利休や晶子は有名ですけれども、どっちかというたら静的なもの。しかし、三好長慶は戦国の覇者であり、河口慧海は宗教家ですけれども、冒険者である。そういう人が興味を抱くような、取り上げて、観光に力を入れることによって阪堺線にもっと力を入れていく必要があるというふうに思います。紐とけば堺というのを今されておりまして、春秋の特別展等がされておりますけれども、まだまだこの阪堺線かいわいで観光客が増えるような施策を増やして、阪堺線の乗客を増やしていただきたいというふうに思います。以上でこの項の質問は終わります。 続けて、フェニーチェ堺とまちづくりについてお伺いをいたします。 フェニーチェ堺は、2019年、令和元年10月1日にオープンいたしまして丸6年がたちます。約150億円の建設費を立てました。当初予算ではいろいろけんけんがくがくの議論をいたしました。 これは決算分科会でも取り上げましたけれども、まず、フェニーチェ堺について、令和6年度の決算額についてお示しください。また、過去3年間の来館者の推移についてお答えください。 ◎花木 文化課長 令和6年度の文化施設管理運営事業の決算額につきましては11億9,943万9,316円となっております。そのうち、フェニーチェ堺に係る経費といたしまして、指定管理料が4億4,728万3,374円、使用料及び賃借料、そのほかの経費として192万6,342円の合計4億4,920万9,716円となっております。 令和4年度から令和6年度までの来館者数の推移につきましては、令和4年度が28万1,084人、令和5年度が35万6,803人、令和6年度が47万8,054人となっております。 なお、令和7年度につきましては、7月31日時点で、来館者数が16万6,820人となっておりまして、前年と同じ時期と比較いたしまして132%の数字となっております。以上でございます。 ◆水ノ上成彰 委員 御答弁いただきましたが、この表につきましては、分科会でもお示しをいたしました。フェニーチェにつきましては、7年前、建設前、目標は利用者47万8,000人をめざす。指定管理料は4億2,000万だと。旧市民会館が、下に書いてありますけれども30万人の利用者で指定管理料1億1,200万円だったと。 令和元年は半年しか営業しておりませんでしたけれども、20万5,000人来た。令和2年、3年はコロナのため激減をいたしまして、10万人台になったと。その後、令和4年、令和5年と徐々に増えて、令和6年度は、何と目標を達成した。47万8,054人ということで、指定管理料も4億4,900万円と4億2,000万円にほぼ近い金額になったということで、非常によく頑張られたなというふうに率直に思います。そういう点では敬意を払いたいなというふうに思います。多くの方が親しみと、また、それについて認知が上がってきたのだというふうに思います。 ただ一方で、そのときに議論いたしました、これだけの人が来館した場合、堺東のにぎわい、そして、年間経済波及効果は23億9,200万円、約24億、年間に24億円の経済波及効果を見込んでいるということでしたけれども、どうもそのようには感じられない。コロナで沈んだというのはありますけれども、そこで、これからは、フェニーチェがこれから50万人を超える来館者が来るわけですから、これを中心にまちのにぎわいを図るべきだというふうに思います。そういうことから、今後、堺東エリアの活性化につなぐために、これまでの取組と今後の取組についてお答えください。 ◎松下 都心未来創造課長 本市では、フェニーチェ堺の整備に際しまして、駅からの歩行者デッキや、複数ルートの歩道のカラーブロック舗装などによる美装化、また、道路照明のLED化など、堺東駅周辺とフェニーチェ堺との間の歩行者動線の整備に取り組みました。 堺東エリア内の回遊を促す取組としましては、例えば、例年12月頃を中心に市街地活性化協議会等が主体となって、堺東駅から大小路、堺駅間で取り組まれております、堺イルミネーションの開催案内に、同時期にフェニーチェ堺で開催されておりますクリスマスツリー&イルミネーションを掲載されたり、また、堺東商店街などにあります各種飲食店等を掲載した情報紙を配架しまして、フェニーチェ堺に来館後の回遊に向けた情報発信などに取り組んでおります。 堺東エリアの活性化に向けましては、瓦町公園周辺や堺東駅街区、フェニーチェ堺周辺など堺東エリアを市街地の特性を考慮した8つのゾーンに区分し、それぞれの取組の方向を示します堺東エリアの市街地整備に向けた基本的な考え方を策定しました。瓦町公園周辺ゾーンなど3つのゾーンのエリア形成に先行的に取り組むことにより、堺東駅から商店街を中心に人の流れをつくり、そのにぎわいの効果を、商店街やフェニーチェ堺周辺等の他のゾーンにも波及させることで、民間投資を誘引し、堺東エリア全体のアップデートを図りたいと考えております。 引き続き、庁内関係部局と一体で施策の推進を図り、民間事業者、商店街関係者や地元の活動団体、また、フェニーチェ堺や市民交流広場Minaさかいの指定管理者など、多様な主体との公民連携によるソフト・ハードの両面の取組を進めまして、堺東エリアを訪れます人々の活気が交わるエリア形成を進めてまいります。以上です。 ◆水ノ上成彰 委員 御答弁いただきました。フェニーチェ堺については、文化は非常によく頑張って、今年は50万人の来館者が来るということです。それに対して、御答弁にあった、庁内関係部局と一体で施策の推進を図ってにぎわいを創出してほしいと思います。文化にできることは文化でできる、それ以外でにぎわいをつくるために何が必要か、当初の目標をしっかりと到達するように、全庁挙げて頑張っていただきたいというふうに申し上げて、この項の質問を終わります。 最後に、大阪戦没者追悼式について御質問いたします。これは、令和6年の8月大綱、また、令和7年の予算総括でもお話をいたしました。1点お聞きしたいことがあるので、今日質問いたします。 まず最初に、大阪戦没者追悼式の概要及び令和6年度の全体事業費と、本市が負担した額をお伺いいたします。 ◎杉中 長寿支援課長 大阪戦没者追悼式は、さきの大戦において犠牲となられた方々に追悼の誠をささげ、再び戦争の惨禍が繰り返されることのないよう、戦争の悲惨さと平和の尊さを次世代に語り継ぎ、恒久平和への誓いを新たにすることを目的に、大阪府、大阪市、堺市の共同で実施しております。令和6年度の大阪戦没者追悼式に係る全体事業費は246万5,910円、うち本市が負担した額は80万2,668円でございます。以上です。 ◆水ノ上成彰 委員 大阪府、大阪市、堺市と合同の戦没者追悼式は、令和4年から今年で4回目だと記憶をしております。今年も7月29日に大阪国際交流センターで行われました。昨年までは正副議長と健康福祉委員会所属の議員だけ案内がありましたけれども、今年は戦後80年という節目の年ということから、全議員に案内がありました。私も追悼式に参列をいたしました。 そこで、令和7年の参列者数についてお答えください。また、このうち本市から遺族等の参列者数はどのくらいだったのか、お答えください。 ◎杉中 長寿支援課長 令和7年の大阪戦没者追悼式におきましては、来賓を含めまして543名の方が参列されました。このうち、遺族・一般参列者は351名であり、本市からは31名の方が参列されました。以上でございます。 ◆水ノ上成彰 委員 スクリーンのそのときの追悼式のプログラムの表紙です。永藤市長は、開式の言葉をおっしゃられました。吉村知事は式辞を、そして、横山大阪市長は閉式の言葉をおっしゃられてました。本市からは31名の参加者ということでした。 8月25日の大綱質疑の中で、小堀議員の堺大空襲の質問に対して、永藤市長は、御答弁で、堺大空襲をはじめとした戦争の記憶を風化させないことは極めて大切と考えておりまして、私自身も政治家になる以前から、毎月お参りを続けておりますというふうにありました。しかし、堺市でやっているときは出席者31人ということはないです。何百人とおりました。しかし、31人、今年はね。これを見て、市長は風化させないと言いながら、風化してるんじゃないかと思うんですね。ですから、こういう状況の中、私はいろいろ言いたいことあるんですけども、時間がありませんが、今後、この追悼式におきましては、堺でやるべきだというふうに思いますが、市長の御見解をお聞きしたいと思います。 ◎永藤 市長 戦後80年を迎え、戦争を体験していない世代が大半を占める今、再び戦争の惨禍が繰り返されることないよう、恒久平和への誓いを新たにする戦没者追悼式を開催することは、その形態によらず重要と認識をしております。御遺族の高齢化に伴い、参加者が減少傾向にあることや、堺市遺族会が解散されたことなど、状況が変化する中で、戦没者や戦災物故者を追悼する場としての式典を維持するためには、共同での開催が望ましいと考えております。 戦争の記憶を風化させないことについて疑念をおっしゃっていただきましたが、本年は、戦後80年ということで、全庁的に関係する部門が協力をしながら様々な啓発、もしくは行事を行ってまいりました。ぜひ議員も、今も平和と人権資料館等で開催している、また常設展示もございますので、足を運んでいただいて、私自身も戦争の記憶風化させないために力を尽くしてまいりますので、御協力をお願いしたいと思います。 ○渕上猛志 副委員長 水ノ上成彰委員、発言時間が超過しておりますので簡潔にお願いいたします。 ◆水ノ上成彰 委員 10秒だけお願いします。 堺から出征した方々が6,500人、そして、堺大空襲で亡くなった方が1,900人。これを堺市長が先頭になって、そして、この堺の地で亡くなった方を追悼するのは堺しかないということを申し上げて、ほかの意見につきましてはまた討論で申し上げます。以上で私の質問を終わります。 |
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