○小郷 委員長 ただいまから議会運営委員会を開会いたします。 △平成21年議員提出議案第26号 日本軍「慰安婦」問題について政府に誠実な対応を求める意見書
○小郷 委員長 それでは、前回に引き続き、12月定例会最終本会議において閉会中の継続審査の扱いとなり、本委員会に付託されました平成21年議員提出議案第26号日本軍「慰安婦」問題について政府に誠実な対応を求める意見書の審査に入ります。 ◆水ノ上 委員 議員提出議案第26号日本軍「慰安婦」問題について政府に誠実な対応を求める意見書の、まず題名、日本軍「慰安婦」問題というものはどういう問題でしょうか。 ◆城 委員 かつての大戦における日本軍による女性に対する性の問題で、慰安婦という女性の性の関係で非常に悲痛な思いをされ、被害を与えたという問題です。 ◆水ノ上 委員 慰安婦というのは、第二次世界大戦中、日本軍だけにあった制度でしょうか。日本軍だけにあった制度でしょうか。 ◆城 委員 慰安婦制度があったかどうか、私は定かではありません。日本にあったことは事実であると思います。 ◆水ノ上
委員 もちろん日本には、慰安婦、慰安所というのがございました。でも、世界じゅう、世界の軍隊、特にヨーロッパの軍隊でも慰安所というのはありまし
た。第一次世界大戦でもありました。第一次世界大戦のときに、日本は向こうのヨーロッパ戦争を見て、そこで慰安所があるのを知って日本軍にも取り入れたと
いうふうに聞いております。もともと日本軍が発明したものでもなければ、やり始めたものではない。ですから、現に第二次世界大戦、ドイツでもロシアでも慰
安婦というのはありました。 ◆城 委員 時の政府、日本軍によってそうしたことが行われたという事実はあるということで、当然これは責任があると思います。 ◆水ノ上 委員 日本軍がどういうふうな関与をしたというふうにお考えでしょう。 ◆城 委員 日本軍がですか。 ◆水ノ上 委員 そうです。いかがですか。 ◆城 委員 政府と日本軍による慰安所の設置ということです。 ◆水ノ上 委員 慰安所の設置をして、慰安婦というのは、このときは公娼制度があって、いわゆる売春で、それは違法ではなかった。日本国内でもありましたように世 界じゅうにもそういうなのが、軍隊の中にもそういうのがありました。それは確かです。軍隊の中であった。ところが、特に日本軍によって何か悲痛な、特にそ の方々が悲痛な思いをしたというのがあるんでしょうか。 ◆ 城 委員 実際に被害に遭われた方の証言から、それはもう事実でありますし、実際ですね、そうしたことが事実であるということも証明されていると思って おります。それが日本軍、時の政府、そしてそのことに対して補償、償い、陳謝という問題で、この意見書を出させていただいているというふうに考えていま す。 ◆水ノ上 委員 軍と性の問題というのは非常に難しい問題で、ずっともう有史以来、軍のあるところにはそういう女性への暴力なり、そういう慰安所なりがつきまとっている問題でして。 ◆ 城 委員 いや、日本軍だけという限定はしておりません。日本政府としてということですから、ほかのことについてどうこうという点で言えば状況がいろい ろあるかと思いますけども、これは日本軍と政府における、私たちは犯罪という認識をしていますから。それで言えば、この意見書との関係で言えば、諸外国で はこの問題についてもいろいろ関心が高まりながら議決もどんどん進んでいっているという状況の中で、その点で言えば日本の認識は相当おくれているという認 識をしてます。 ◆水ノ上 委員 今、政府と日本軍の犯罪とおっしゃいましたけれども、犯罪性はどこにあるんですか。 ◆城 委員 当時、軍と政府によって一方的に、それは内容で言えば証言からも明らかだというふうに思いますけれども、当時、素人であった方々が強制的にそのような状況に置かれていったというのは事実だろうと思っております。 ◆水ノ上 委員 強制的に連れていったのは、だれが連れていったんですか。 ◆ 城 委員 軍と政府による、そのときのですね。そのときの、戦争というのは非常に、常識、人権も無視されるというような状況があるというのは、もう皆さ んもご承知のとおりだと思うんですね。自分の意思ではどうにもできないという、そういう働くのが戦争やというように思うんです。そういう中から強制力が働 いたと思います。 ◆水ノ上 委員 強制力。だから、軍や政府、官憲が連れていったということですか。 ◆城 委員 連れていったという部分もあると思います。 ◆水ノ上 委員 このEU、このアメリカの下院で議決され、オランダ下院、EUの議会とかあるんですが、その中で言われているのが日本が性奴隷にした、強制的に連行したという恥ずべき行為です。実際、その描写もあるわけですね。なおかつ、河野談話、その2つ。 ◆城 委員 いや、知らない。 ◆水ノ上 委員 1947年、下関市の市議会議員選挙で、吉田清治さん、共産党から立候補しております。この方が。いや、共産党員。 ◆城 委員 そんな事実は、私は認知しておりません。 ◆水ノ上 委員 調べてください。それは事実ですから。 ◆城 委員 いや、調べるつもりはない。 ◆水ノ上 委員 そうですか。その方がそういう本を書いて、後日、これはうそだったと言っているんです。創作だったと、この本は。 ◆城 委員 その事実も、私は認識はしておりません。 ◆水ノ上
委員 そうですか。要は共産党と、この人は共産党員かどうか知りません、共産党と密接な関係があったこの人間が、そういう「私の戦争犯罪・朝鮮人強制連
行」というのを書いて、その方は韓国に行って謝罪もし、碑も建て、ここで自分がこういうことをやったということを言った。その後、済州島に行った学者たち
が行って調査したら、そんな事実は全くない。済州島の人たちも、そういうことがあればわかっているはずだと、それはもう完全に捏造だと。それで、そういう
ところを突き詰めたら、その本人はうそだったと、創作だったと認めたわけですね。その方は何でそういうことを言うたんやというたら、これはある本では、も
う一度選挙に出るために目立つためにそういうことを言うたということを言ってるわけですね。もともと、そのでっち上げからこの慰安婦問題というのは始まっ
ているんです。 ◆城 委員 そういう勝手な解釈はやめてください。 ◆水ノ上 委員 いやいや、これは調べてください。 ◆城 委員 調べるつもりもない。 ◆水ノ上 委員 いやいや、違う。調べてくれというか、勝手な解釈ではありません。 ◆城 委員 議題とは関係ない。議題とは関係ないです。 ◆水ノ上 委員 いやいや、あらゆる角度からこれを審議するということですわ。もともとそういうところから発して、共産党の皆さんがこの意見書を出している。言うたら、マッチポンプで、自分でやっておいて、火をつけて、こんなふうに。 ◆城 委員 事実認識が誤っているんと違いますか。 ◆水ノ上 委員 いやいや、事実認識1回してください。休憩とってもいいですよ、本当に。 ◆城 委員 いや、そんなするつもりはないです。 ○小郷 委員長 かなり時間がたっておりますので、特に時間を設けておりませんけども、とりあえずこの議論をまとめていただきたいというように思いますが、どうですか。 ◆水ノ上 委員 きょうはもうとことん審議を尽くすつもりで来ておりますので。この間の山口委員のあれでは、もう十分な審議を尽くしていただきたいというふうに前の答弁のときにもおっしゃっています。だから、十分な審議を尽くした上でやりたいと思います。 ◆城 委員 基本的には歴史事実を認めるということと、謝罪をするということが基本ではないかと思います。私、ちょっとそのものを持っていませんので、具体的な最終の内容は今ちょっとわかりませんけども、そういうことやったと思います。 ◆水ノ上 委員 この河野談話の一番ネックは官憲が関係したという、政府官憲がそういうことに関与したということが非常に大きな問題。だから、それが世界じゅうの そういう議会、議決で問題になっているわけです。女性が悲痛なことというよりも、官憲が関係というか関連をしたという、その官憲が関係をするということが 事実かどうかというのは、これは全く証明されていないんです。その16の証言がもし公開されればはっきりすると思いますけれども、一切非公開となってい る。その中で、河野談話だけがひとり歩きをして各地でこういう日本に不利になるような議決をしている。そこに大きな問題があって、私は、河野談話のもとに なったこの16人の証言がオープンにならん限り、この慰安婦問題というのは原則的に解決できないと思います。ですから、河野談話のもとになった証言をオー プンにせよという意見書なら私はいいと思うんですが、もう河野談話ありきで話しするのは非常におかしいと思います。 ◆ 城 委員 この内容をお話しするときに、事実関係、諸外国とのことをお話しすると思うんですけども、女子差別撤廃委員会という国連の機関の委員会があり まして、去年の7月20日から8月7日までということで委員会の最終見解というのを出しているんですね、出しておると思うんですね。その中でも紹介してま すけども、委員会は、「慰安婦」の状況に対処するために締約国がいくつかの措置を講じたことに留意するが、第二次世界大戦中に被害者となった「慰安婦」の 状況の恒久的な解決策が締約国において見出されていないことを遺憾に思い、学校の教科書からこの問題への言及が削除されていることに懸念を表明すると、こ れは日本に対してですね。委員会は、締約国が「慰安婦」の状況の恒久的な解決のための方策を見出す努力を早急に行うことへの勧告を改めて表明するというよ うな内容になっております。この取り組みには、被害者への補償、加害者の訴追及びこれらの犯罪に関して一般国民に対する教育が含まれているという問題も含 まれている点で言えば、世界的にはこういう認識が当然ということになっているという認識をすべきではないかなというふうに思います。 ◆水ノ上
委員 そのもとになったものは、吉田証言と河野談話だけなんです。だけとは言いませんけれども、そういう部分つきの証言はあったかわかりませんけれど
も。もうそれが、ヨーロッパも慰安所があり慰安婦がいました。その中で、日本軍だけをターゲットにして、政府にそういう誠実な対応を求めろと、国連やそう
いうところと呼応してやるのも非常に私は問題だと、このように思います。そういうことをすべきやない。もっと真相を究明してしかるべきだと思います。その
中で、うその吉田証言がどれだけそれに影響を与えているか、まだ明らかにされていない河野談話がどれだけこういう議決に影響を与えているか、それを徹底的
に追求してからやるべきだと私は思います。 ◆城 委員 今現在では、ちょっと資料もありませんのでわかりません。 ◆水ノ上 委員 いや、すべての被害者ですからね。大体どのぐらいだというのも頭になく、こういう文書をつくるんですか。 ◆ 城 委員 いや、被害者に対しましても、今問題になっているのは被害者が高齢になってきてどんどん亡くなっていっているという。この解決せずして命を 絶っていっているという、みずからと違いますよ、高齢化しているという、こういう現状を見たときに1日も早くという点でありますから、今現在何人の被害者 というのは認識していません。 ◆水ノ上 委員 被害者というのはどういう考え方ですか。 ◆城 委員 そういう行為をさせられた方と。 ◆水ノ上 委員 慰安所に。 ◆城 委員 そうそう。 ◆水ノ上 委員 そしたら、このすべての被害者というのは、国籍はどういう国籍ですか。 ◆城 委員 いや、国籍は別に関係ないと思います。人間として、人間としてだと思います。 ◆水ノ上 委員 大体、それなら慰安所にいらっしゃった方全員が被害者とおっしゃるんやったら、大体何人ぐらいでしょう。 ◆城 委員 いや、それはちょっと認識してません。そのことをきちっと、この解決するという立場に立って、どのような被害がどの程度あったのかということで、その気になって政府も含めてきちっとやるべきだと私は思います。 ◆山口 委員 今、水ノ上委
員のほうから、るる歴史考証的な見解の違いが述べられておりますけれど、ここは議運に付託されておりますのでそういう質疑も結構かと思うんですが、慰安婦
問題につきまして、いきなりこういう細かな点について知ってるんか、知ってないのか、数字は何ぼやというような議論というのは、非常にセンシティブな問題
でありますので、公式にこれは議事録に残っていきますのでね。そういったものというのは、るる我々も、そういった歴史考証とか、水ノ上委員のような考え方がこの世の中にも確かにあるということを踏まえた上で今回の意見書を提出しているわけです。 ◆水ノ上
委員 この日本軍慰安婦問題、この問題の本質がわからない。私自身は、こういう問題についての、先ほども申し上げたとおり、その経過といい、今言われて
いる結果といい、事実に基づかない、基づくかどうかもわからないことでつくられていることに対して賛成も反対もできない。だから、皆さんにお聞きしている
という立場です。もちろん、批判的な意味でもありますよ。 ◆山口 委員 上げてますよ。 ◆水ノ上 委員 わずかです。 ◆山口 委員 わずかですけど、上げています。 ◆水ノ上 委員 その中で、そういう人権も考えて、もう幅広く、ヨーロッパにもおったわけです。 ◆山口 委員 そうです。 ○
小郷 委員長 水ノ上委員、今いろいろ議論していただいていますけども、私としては、聞いておったら、この議論はいつまでたっても決着がつかないという
ふうに思いますので。もう一定かなり時間がたちましたので、私としては、水ノ上委員の言うてる主張もよく理解はできますし、あなたのお考えで、質問をし、
十二分に理解した上でやりたいということはわかるわけですが、できれば修正案も出ております。それで、この案に対してどうなのか、こういうふうな、そろそ
ろ議論をできればしていただくようにお願いしたいというふうに思います。何も抑する気はありませんから。よろしいですね。 ◆水ノ上 委員 今の共産党さんに対する質疑はもう、これで。 ◆西林 委員 この記の中の3、慰安婦問題の責任を認め、公式謝罪と補償を行うことというのがありますけれども、この補償というのは一体何を考えておられるんですか。 ◆城 委員 まず謝罪することが大事でありますし、あと被害者が相当高齢になっているという、そういうこと。今まで迷惑かけたという、こういう補償だという意味です。 ◆西林 委員 だから、それは何ですか。 ◆城 委員 それは、賠償金なり、何という名前にしたらいいんかわかりませんが。私は謝罪をして、そしてそれに対する賠償だというふうに私は思います。 ◆西林 委員 その謝罪というのは、先ほど、この1番にも書いてはりますけれども、当時の官房長官という公の立場にある方がそのような発言をされてますけれども、それが公式な謝罪にはならんということなんですか。何回せえと言うんですか。 ◆城 委員 ならんと思ってます、はい。政府がきちっと機関として認めるということが大事、それをまた世界に発信をするということが大事だと思います。 ◆ 池田 委員 この意見書の本文の最後の部分なんですけど、この慰安婦問題に関する記述もさることながら、これを解決すること自体が現代における女性への 暴力を初めとする女性たちをめぐる諸問題の解決に大きく寄与するというようなロジックになっておりますけど、これはどういう意味合いで書かれておられるん ですか。 ◆城 委員 性暴力の最たるものだというふうに思うんですね、当時の慰安婦問題という点でいえば。そういうことからすれば、ここをやっぱりきちっと解決しないと、女性差別等の問題についても、ここが根幹になるんじゃないかなというふうに考えています。 ○小郷 委員長 修正案も、次に出ております。できましたら、共産党さんに対するこの原案に対しての質問についてはここで終わって、次に進みたいと思いますけど、よろしいですか。 △
平成21年議員提出議案第26号 日本軍「慰安婦」問題について政府に誠実な対応を求める意見書に対する修正案 ○小郷 委員長 それでは、本日付で山口委員及び吉川委員から提出されました議員提出議案第26号に対する修正案を議題といたしたいと思います。 ◆
山口 委員 お手元に配付させていただいておりますとおり、平成21年議員提出議案第26号日本軍「慰安婦」問題について政府に誠実な対応を求める意見
書に対する修正案といたしまして、ここに表記しておりますとおり修正をさせていただき、共産党さん案を存分に尊重し、各会派との調整のもと、公明党の皆様
とともに共同提案をさせていただいております。文面のとおりでございます。よろしくお願いいたします。
○小郷 委員長 提案理由の説明が終わりました。 ◆水ノ上 委員 これ、さっきも同じことですけど、慰安婦問題、「日本軍」を削るということですね。慰安婦問題がどういうことかというのは一文もここにないんです が、これでは慰安婦問題の核心、こういうものが慰安婦問題というのは触れなくて、慰安婦問題という表題だけというのは意見書としておかしくないですか。 ◆
山口 委員 いや、日本軍慰安婦とか従軍慰安婦とかという表記でされてきておりました。自民党政権時代には従軍慰安婦問題として公式に取り扱われており
ましたが、実際に被害者の女性たちのほうから、決して従軍ではない、強制連行されたんだというケースもあるということで、今は日本軍とか従軍とか、慰安婦
とも言わない人たちもあります。もっと厳しい言葉で言えば、「当時の日本軍によって性奴隷とされた」という表記もあるため。 ◆水ノ上 委員 いや、そうではなくて。慰安婦問題はいいんですけれどもね。慰安婦問題がどういう問題か、慰安婦問題とは何ぞやというのが。 ◆ 山口 委員 慰安婦問題というのは、戦争という国家的暴力、そのときの政府について、女性の性というものが兵士を慰めるため、兵士を士気するためという 形で、あるいは民族浄化の名のもとに敵軍の兵士が敵国の女性を強制的に強姦、暴行して殺したり、自分の民族の子どもをはらませたり、そういった行為に関し て総合的に、私はこれを慰安婦問題だというふうな理解をしております。ここに書く必要はないと認識しておりますから書いておりません。 ◆水ノ上 委員 慰安婦問題がどういうものだということを定義せずに、慰安婦問題について誠実な対応を求める意見書というふうに出すのはおかしいんじゃないですか。慰安婦問題が何かわからないじゃないですか、これで。 ◆
吉川 委員 私どもは広くこの慰安婦問題というのをとらえておりまして、いろんな今議論されている中身もございました。当然、先ほどおっしゃった河野談
話についても認識をしておるんですが、広く日本国内で、あるいは世界で、このことが議論をされている、このことも一つの慰安婦問題だというふうに思ってい
るんです。 ◆水ノ上
委員 全く理解できん。この慰安婦問題という表題という以上は、今山口委員がおっしゃったことを、慰安婦問題がこういう問題だと、こういうことを日本が
してきたから、こういう批判を受けているんやと。それに対して日本の政府はその真相究明と被害者の尊厳回復をせえと言うならわかるけれども、そういう日本
軍慰安婦問題というものを、この言葉だけで内容を説明せずに意見書を出されても、全くこれは意見書の意味がない。 ◆吉川 委員 この修正案の文書に書いていますように、世界がいろんな認識を示しているということも一つの慰安婦問題だと。こうした事実を、それを総括して慰安婦問題だというふうにこの意見書は述べていると我々は認識しているんですけども。 ◆水ノ上 委員 慰安婦問題もいろんなとり方がありまして。ですから、そのとり方があるんですから。だから、ぼかすんじゃなくてはっきりと提案者が言うべきだと。 ◆ 吉川 委員 この問題を、我々は国及び政府に対して要望を申し上げるわけなんですが、今おっしゃったように慰安婦問題というのは定義できない部分もたく さんある。実は我々も、この修正案をつくる過程で2ページも3ページも文章をつくった経緯もあるんです。でも、それでも、要するに言葉として、全部これが 慰安婦問題という定義をはっきりさせたものはない、ないというか表現し切れない。したがって、こういう文章にならざるを得なかったということもご理解いた だきたいんですが、そういうことも含めて、この問題の真相究明をするという政府の姿勢を、我々は求めたいという意見書にしなければならないんじゃないかと いうふうに考えておるんですけどね。 ◆水ノ上 委員 下から3行目の、国及び政府においては、「慰安婦」問題の真相究明と書いていますね、真相究明。慰安婦問題の真相究明というのはどういうふうな意味なんでしょう。何を真相究明するんでしょう。 ◆ 吉川 委員 まず、事実をしっかりと認識し、日本政府として正式にこの事実に対しての見解を表明された場所はないと我々は認識しております。公明党自身 も、それを公明党の姿勢として発表したこともない。しかし、そういうさまざまな世界でこれが問題視されているということに対して、その事実がまずあったの かどうかというところまでさかのぼって、そこから今何をしなければならないのかということも含めて、そしてそのことについてどう考えるのかということも含 めて、それをはっきりさせるという姿勢を示していることが、私は真相究明だというふうに考えております。それはちょっと山口委員と意見が違うのかもしれま せんが、我が会派としてはそういうふうに考えています。 ◆水ノ上 委員 私は、まず慰安婦問題という意味が。他のこういう、時系列でそれを出されて、それをもって真相究明と言うても、なかなかもうぴんとこないと思います。 ◆吉川 委員 私どもが修正案を出させていただいたのは、共産党さんが出された意見とは違うと、したがって修正案を出したということでございまして、共産党が出された意見書では、やっぱりこのままでは我々は同意できない、だから修正案を出させていただいたと。 ◆水ノ上 委員 先にそこを聞くべきでした。済みません。修正案を出された理由を聞くのを忘れていました、済みません。まずは共産党さんが出されて、修正案を出された。共産党さんのどこがあかんと修正出された、そこを聞くのを忘れてました。済みません、申しわけない。 ◆ 吉川 委員 それは、この修正案に書いてあるとおり、共産党さんがこの1、2、3、4というふうに出されていますけれども、我々はそれに真相究明という 部分では同意できる部分もありますけれども、同意できないという部分もありますので、最終この修正案の文案に書かれている趣旨でということなんです。 ◆水ノ上
委員 この修正案の1行目、かつての戦争において、日本が近隣諸国の人々に多大な被害を与えてから、64年が経過する。しかし、いまだに戦争被害の傷は
癒されていない、こういう歴史観、いろんな歴史観がある。そういう面もあるけれども、日本が貢献した面もあるということ。 ○小郷 委員長 わかりました。もう時間もかなりたちました。制限時間は特に規約にはありませんけども、打ち切ります。打ち切って、次に入りたいと思います。 ◆西林 委員 自民党堺市議団、自民党・市民クラブを代表いたしまして、今提案されております「慰安婦」問題について政府に誠実な対応を求める意見書についての意見、討論をさせていただきたいと思います。 ◆水ノ上 委員 今までずっと質問をしてきましたので、改めてということでもないんですが、でも、改めてお願いしたいと思います。 ◆城 委員 私どもの意見書に対する修正案を出されましたので、修正案についての意見を申し
○小郷 委員長 ほかにご意見はありませんか。
委員長 小 郷 一
<番 号> 平成21年 議員提出議案 第26号
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