知覧へは実に33年振りに訪問した。
万世基地には始めての訪問である。
多くの若者たちが、戦争末期、この南九州から祖国を守る為特攻隊として飛び立って行った。
両記念館には特攻隊員の方々の、遺影、遺書、遺品が飾られており涙なくしては見ることができない。
特攻隊とは、体当たりによる「死」でしか職務を遂行できない「必死」の作戦である。
若くは17歳の少年飛行兵。多くの遺書を読み、その苦悩と、日本人としての勇気に深く感動を受けた。
そこで、はた・・・と考えた。「現在の平和はこのような方々の犠牲の上にあるのだ」とよく言われる。
しかし、本当にそうなのか? 現在の日本は、日本の領土内に数十ヶ所のアメリカ軍基地を有しアメリカに国防を委ね、竹島や 北方領土など他国に領土を奪われ、北朝鮮には同胞を拉致され、我が国固有の歴史さえ他国の
干渉により変更される。
これらを放置した中での平和は日本人が卑屈になった代償としての平和に過ぎず、 いわば隷属的は平和である。
先人が雄雄しく戦って散ったおかげで得た平和ではない。
彼らがなぜ必死の特攻に志願し散華していったのか。 それは誇りある平和を希求してのことではなかったか。
私はこの地に立って、彼らの事を忘れず、日本は誇り高い平和を目指すべきであると考えた。
知覧平和公園・県内屈指の桜の名所で映画「俺は、君のためにこそ死ににゆく」の撮影にも
その 桜並木が登場している。知覧特攻平和会館には1036名の隊員たちの遺影・遺品や戦闘機が展示 されている。
映画の撮影用に復元された実物大の戦闘機 陸軍一式戦闘機「隼」。
富谷旅館別館のギャラリー内には映画で使用された小道具が展示されている。
特攻隊員の母として慕われた「鳥濱トメ」さんの富谷食堂を復元し映画「ホタル」のモデルとなった特攻隊の遺品を展示している。
知覧平和公園内にある「護国神社」
万世特攻平和記念館・太平洋戦争終戦間際、万世飛行場から飛び立った特攻隊員201人の
遺影や遺書が展示されている。
霧島神宮・天孫(てんそん)降臨の地とされ 九州地方にある神社の代表格。 ニニギノミコトを
祀っている。
朱塗りの本殿がとても美しい。 「農業の神」として信仰されている。
(右写真)鎌倉時代までここに霧島神宮があった。登山道の入り口でもある。
天照大神が、孫であるニニギノミコトに、天の高原から降りてこの地を治めるようにと三種の神器を 譲り受け七人のお供の神と道案内(猿田彦命)の神と共に高千穂の峰に降りたのが
天孫(てんそん)降臨の神話です。
ここは山頂に降りた神々の古宮址とも呼ばれ 毎年11月10日、日没とともに天孫(てんそん)降臨記念祭が行われるそうです。
霧島連山は日本で初めて国立公園に指定された。高千穂河原から約2時間30分かけて新燃岳まで
のトレッキングは・・・正直キツイ!
宮崎県と鹿児島県の境にある「天の逆鉾」天照大神の、孫であるニニギノミコトが突き立てたと
いう 伝説がある。
島津家二十八代 島津斉彬(しまづ なりあきら)を祀る照国神社。(ご利益は商売繁栄)
軍服に身を包む凛々しい西郷隆盛像(安藤照 作)の高さは台座を含め8mもあるそう。
有名な東京上野の西郷隆盛像(高村光雲 作)
隣は愛犬の「ツン」(薩摩犬)(後藤貞行 作)
鹿児島と言えば「桜島」と言うくらい有名な鹿児島のシンボル。北岳、中岳、南岳からなる活火
山。 もともとは海に囲まれ「島」だったが大正3年(1914年)の大噴火で大隈半島と陸続きになった。 現在も活動しているのは南岳でしばしば噴煙があがり雄々しい。
《参考》 るるぶ情報版・まっぷるマガジン
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